岩手県一関市、時宗 不退山 長徳寺

0191-63-3988

〒029-3521
岩手県一関市藤沢町保呂羽字宇和田18

蘇民祭とは

岩手県各地で行われる蘇民祭は、「岩手の蘇民祭」として選択無形民俗文化財に選択されている。

全裸に下帯のみを身に付けた男性たちの蘇民袋争奪戦(袋ねじり)に注目。

蘇民将来の真髄を受け継ぎ地元の女性達は「精進料理(けんちん汁)」でおもてなし。

大聖不動明王の御腹には胎内佛(慈覚大師作)が納められており安産、子宝、子孫繁栄の御利益。又、明治26年の火災から広大なる神力により免れ、諸災難消除の御利益と云われている。

蘇民祭の概要

大聖不動明王尊縁起

当山の不動堂に鎮座する大聖不動明王は、慈覚大師の作と云われ、その昔、西磐井郡花泉町油島白山姫神社(林泉山智拳院白王寺)に御本尊として奉安していた。その後明治3年神仏分離令に依り、明治8年満昌寺へ移奉したが、同寺が火災の為全焼せる時、当不動明王は広大なる神力により、火炎の中より火魔退散し、災難を免れ、明治27年当山にお請けし境内に奉安した。それから百有余年、以来諸災難消除の利益広大なるを以って、信心の施主仏前に礼拝の徒その数を知らず。昭和24年堂宇改築又、平成8年奉安100年を記念し御尊体修復。平成26年奉安120年を記念し胎内佛御開帳により成り今日に至る。

蘇民祭伝承

明治27年12月4日付で油島(現在一関市花泉町)から不動尊を当時の20円で譲り受けた際に「蘇民祭」も付いてきたと言い伝えられている。
昔は正月27日~28日にかけて行われた行事であり、27日はおこもり、28日午前1時より別当登り、2時より鬼子登り、3時より柴燈木(ヒタキ)登り、4時より袋ねじりの順に行われていた。昭和24年~30年の7年間、蘇民袋争奪戦をしていた。午前4時頃に不動尊から袋を出し、山門をくぐり前の川までもみ合った(ねじった)。不動尊堂内に、争奪戦証拠の木札(取り主、参加者氏名)が掲示されている。

現在は平成26年の不動尊鎮座120年を記念し蘇民袋争奪戦の復活により、全国から裸に下帯姿の男達が集まり水垢離や柴燈木登り、そして蘇民袋争奪戦がお祭りを最高に盛り上げる。子供達は鬼子の面を背負い行列に参加し、参拝者は蘇民袋の中から出てきたコマ木を御守に持ち帰る。

そして来賓及び一般の方に精進料理を振る舞う。特に「お不動さんのけんちん汁」は昔から好評で、毎年皆さんに喜んでいただいている。町内外からの参拝者は勿論、地元の年配者から子供達まで全員で参加出来るお祭りである。

仙台の電力ホールにて蘇民祭が展示紹介されています。

長徳寺蘇民祭のプロモーションビデオ(令和6年3月3日ver.)を公開しました

長徳寺蘇民祭のプロモーションビデオ(令和5年 ~129年間ありがとう不動堂再建~ver.)を公開しました

長徳寺蘇民祭のプロモーションビデオ(疫病退散ver.)を公開しました

長徳寺蘇民祭の2019年プロモーションビデオを公開しました

蘇民祭の写真をまとめたギャラリー

所要時間

東北新幹線一関駅よりタクシーで40分

東北新幹線くりこま高原駅よりタクシーで50分

東北自動車道一関インターより車で50分

東北自動車道金成インターより車で40分

駐車場状況

駐車台数100台(境内及び周辺)

予約申込の有無

蘇民袋争奪戦参加者は事前申込必要。

一般参拝者の方は事前予約不要。

問合せ先

〒029-3521
岩手県一関市藤沢町保呂羽字宇和田18 
長徳寺不動尊蘇民祭精進講本部(長徳寺内)
TEL/FAX 0191-63-3988