木造阿弥陀如来立像 1軀
本造は、宗教法人時宗長徳寺が所有する本尊です。
像高 84.4cm、髪際高 78.1cm、頂~顎 14.8cm、面幅 8.6cm、割矧ぎ造り、玉眼、漆箔、一部彩色仕上げで、材質はヒノキ材またはヒバ材と考えられます。
その着衣形式や頭部の造形、表情などから、数多くある阿弥如来像のなかでも正統的な作風を受け継ぐ岩手県を代表する作例とされています。
また、美術史においても鎌倉時代の仏像の典型として高く評価され、平成29年11月14日に岩手県指定有形文化財に指定されました。