【令和2年三社祭記事<岩手日日新聞7月8日掲載>】
先日は、規模縮小し無事、「三社祭」を終えました。
多方面よりお越し頂きました皆様に感謝申し上げます。
以下岩手日日新聞記事掲載文
疫病と信仰関わり説く
藤沢·長徳寺 三社祭
不退山鎮守三社(天神社熊野社祇園社)合祀社殿御開帳「三社祭」は5日、一関市藤沢町保呂羽の長徳寺で開かれた。30人余りが参拝し、同寺の渋谷真之住職による青空説法「疫病と信仰ー共に生きる」を聞いたほか、祈祷や絵馬の奉納などで、新型コロナウイルス感染拡大の一日も早い収束を願った。
芭蕉の句碑保存会と祇園牛頭天王保存協力会、長徳寺蘇民祭不動尊精進講本部の主催で、2018年から開かれ3年目。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、手芸展やバザー、懇親会などの関連行事を取りやめ例年より規模を縮小し、開場時間も2時間に短縮した。
渋谷住職は青空説法で日本最古の神社とされる奈良県桜井市の大神神社が疫病に由来していることや、疫病を鎮める牛頭天王と京都祇園祭の始まりなどについて分かりやすく解説。
「新型コロナを恐れるのは死を恐れるからだ」と語り、病気から不安が、不安から差別が生じ、差別のために受診をためらうなど、病気の拡大につながる悪循環を招かないために、古くからの疫病と信仰の関わりの中に心を穏やかに保つヒントを探った。