広報いちのせき 2025.4号 長徳寺で下帯姿の男衆による蘇民祭 無病息災などを願って白熱の袋ねじり
広報いちのせき 2025.4号
長徳寺で下帯姿の男衆による蘇民祭
無病息災などを願って白熱の袋ねじり
藤沢の長徳寺で3月2日、蘇民祭が行われ、全国から参加した下帯姿の男衆42人が蘇民袋を奪い合う「袋ねじり」を繰り広げ、無病息災や五穀豊穣を願いました。
国選択無形民俗文化財「岩手の蘇民祭」の一つで、不動尊蘇民祭精進講本部が主催。花泉にあった不動尊を明治 27年に同寺が譲り受け、同祭も一緒に引き継ぎました。 今回は境内で新築工事を進めていた祭りの拠点となる不動堂の落慶法要も併せて行われました。男衆は川の水をかぶる水垢離と燃え盛る木に上がる柴燈木登りで身を清め、白熱の袋ねじりを展開。取り主となった紫波町の畠山真さん (46)は「蘇民祭がなくなっていく中、地域を盛り上げようと開催されていることに感謝したい」と話しました。