ご先祖様より受け継いだ命に感謝して「祈る」事は、我々にとってかけがえのない心の拠り所です。古来よりご先祖様が眠っている墓地にお盆をはじめ、春と秋の彼岸に手を合わせて家族でお参りすることで、故人を偲んできました。
「偲ぶ」とは人偏に思うと書きます。皆さんが生前に関わりのあった故人との思い出や言葉などがそれぞれの心の中にあるかと思います。その思い出を心の中に思い、感じることが故人への供養になるのではないでしょうか。
現在、少子高齢化が進み、心の拠り所となっていた墓地さえも存続する事が難しくなってきております。本来は親類縁者がお墓を護ることが多いのですが、その親類でさえも途絶えてしまう時代となっております。
実は、様々な問題の声が以前よりお寺にも届いており、何とか皆さんの要望に応えることは出来ないかと悩んでおりました。
そしてこの度、改めて皆様のお墓問題を解決すべく「永代供養墓」を建立する運びとなりました。檀信徒をはじめ、現在社会問題となっているお墓事情を踏まえ、宗派・地域を問わず、お墓で悩んでいる方々へ、お寺として皆様に手を差し伸べたいと思っております。
今後、永代に渡り長徳寺が皆様の大切なご先祖様より引き継いでこられた法燈を共にご供養して参ります。
長徳寺の永代供養
長徳寺永代供養墓には「南無阿弥陀佛 六十萬人 決定往生」と刻まれております。これは、時宗開祖であります「一遍上人」が全国を遊行の際にこの名号が書かれた念仏札を配っており、参籠していた熊野本宮にて熊野権現より衆生済度のため“信不信をえらばず、浄不浄をきらはず、その札をくばるべし」との夢告を受けられました。
まさしく現代の悩みを抱えた方々に手を差し伸べ救う事が我々の使命でもあると考えます。
また、土台は須弥檀の形状をしており三体の孔雀もあしらわれております、そして、永代供養墓の下にはインド仏跡参拝の折に頂いた「仏教八大聖地」の石が埋められております。
・一人娘が嫁いだため実家の墓も護ることとなり、子どもや孫に引き継がれるようにお寺に任せたい。
・独身の兄弟が単独の墓を作り納骨されているので、どうにかお寺に任せたい。
・ご両親のご遺骨を部屋に置いたままにしあるので、ちゃんとしたい。
・ご両親・祖父母が岩手県出身で「いつか故郷で眠りたい」と呟いていたので、夢を叶えてあげたい。
・小さくても良いから単独のお墓を持ちたい。
・子どもがいないので、自分たちだけのお墓を考えている。
・歴史ある安心できるお寺に任せたい。
・宗派を問わず受け入れてもらえるお寺で、永代に渡り供養してもらいたい。
お問い合わせいただき、長徳寺の永代供養についてご理解いただいた上で合祀を希望される方はご希望の埋葬方法で納骨いたします。
永代供養墓への埋葬方法については、お申し込みの際にご希望された方法で埋葬いたします。
骨壺のまま埋葬を希望される方
永代供養というと一般的に、骨壺からご遺骨を出して納骨されることが多いですが長徳寺では、故人やご家族・親族の方のご希望に副った永代供養をご提案いたします。
長徳寺で準備いたします骨壺へご遺骨を移して骨壺のまま納骨いたします。
骨壺からご遺骨を出して埋葬を希望される方
骨壺のまま埋葬を希望されない方は、一般的な骨壺からご遺骨を出して埋葬となります。
骨壺からご遺骨を出して埋葬すると、既に祀られているご遺骨と混ざりあうため、特定の人のご遺骨だけを取り出すことは出来ませんのでご留意ください。
永代供養墓へ納骨後は、毎年、春と秋の彼岸に合同供養を執り行います。
春と秋の彼岸に執り行われる合同供養以外に特定の日に供養をご希望される方は、別途ご相談ください。
合祀について
合同で祀られるお墓のことをいい、一般的には永代供養墓や共同墓という名称で呼ばれることが多いです。
ここでいう合同とは、家族・親族間ではなく、血縁のない複数の人を指します。
一般的な納骨は、故人が一人一つの骨壷に収まりますが、合祀墓の場合は骨壷から故人をお出しし、ご遺骨を直接合祀墓にお入れする形になります。
すでに祀られているご遺骨と混ざりあうため、一度、合祀をすると特定の人のお骨だけを取り出すことは出来ません。
交通のご案内
- 東北新幹線一関駅よりタクシーで40分
- 東北新幹線くりこま高原駅よりタクシーで50分
- 東北自動車道一関インターより車で50分
- 東北自動車道金成インターより車で40分